2012年6月19日放送

仕事場はイルカの背中!という女性がいます。
イルカトレーナー・松原麻子(まつばらあさこ)さん。
笛や手の合図で素晴らしい動きを見せるイルカたち。
その芸は多くの観客を魅了しています。

「笑顔でお客様に楽しんでもらいたい。」

イルカが芸を覚えるには、人との強い信頼関係を築くことが最も大切です。
かつて、松原さんには苦い思い出がありました。
それは、初めて担当したイルカのシェルとの悲しい別れ…。
悲しみにくれる彼女を救ってくれたのは、現在のパートナー・シ―マでした。
無邪気な顔で迎えてくれるシ―マに元気をもらいました。

「みんなと一緒にがんばろうと前向きになりました。」

そんな想いを映し出した言葉、それは…

「悲しみは精神の錆であり 活動がこれを拭い去って輝かす」

「苦悩を乗り越えるには前向きに行動するのみ」という意味。

新しいパートナーを得て再び輝きを取り戻した松原さん。

「シェルのために多くのお客様が感動して
泣いて帰るくらいのショーを作りたいです。」

笑顔と感動を与えるという大きな目標を抱き、
今日もイルカと一緒に泳ぎ続けます。