2012年8月14日放送

江戸の情緒を今に伝える女性がいます。
屋形船を切り盛りする女将。
伊東陽子(いとう ようこ)さん。
時代とともに移り変わる東京湾で江戸の昔から続く、風情のある屋形船。
伊東さんは、かつての粋な舟遊びをより多くの人に
楽しんでもらいたいと考えています。

「四季折々に自然を感じながらお食事するのは、
やっぱりぜいたくなことですね。」

季節の移ろいを感じながら、眺める東京の夜景は、また格別なもの…。

「お客さんが「ありがとう、今日は楽しかったよ。」って言われると、
それが私の元気の源でございます。」

お客さまからのお礼や感謝の手紙…。
それを励みに、
伊東さんは、お客様により一層
喜んでもらえるよう、誠心誠意、もてなし続けます。
そんな伊東さんが大切にしている言葉、それが…

『好きこそものの上手なれ』

何であれ好きだという事は、自然と一生懸命になり
どんどん上達していくという意味の日本のことわざ。

「好きだからこそ、どんどん女将業に専念できるのかなと思っています。」

世界中の人々に屋形船を通して、日本の良さを感じてもらいたい。
伊東さんの奮闘は続きます。