2013年4月23日放送

優しい声が、雄大な星空の世界へと誘う …
プラネタリウムの解説員 石阪あすみさん

「私が大好きな星や星座のことを多くのお客さんに知ってもらって、その時その時で違う星空の様子を知ってもらう。そして、楽しんでもらうことが生解説の魅力です。」

星の世界へと導く解説は、自分で書きあげます…。

「原稿の書き方からリーダーに習って、同じ内容でも別の表現をいくつも考えてきたり、そして見てもらって“OK”がでるまでひたすら書き続ける…それから館に来たら、まず外で大声で毎日発音、発声の練習。最初のころは、かなり悔しくていつもメソメソしていました…」

それでも続けてこられたのは… お客さんの声のおかげ。

「解説していて“面白かった!”と言ってくれると、一生懸命やってよかったって。
自分は星が好きで、それを伝えたいという気持ちを持ち続けることが大事だと思っています!」

星の魅力を伝える石阪さんにチカラをくれる言葉。それは…

『常によい目的を見失わずに努力を続ける限り、最後には必ず救われる』

ドイツの文豪、ゲーテの戯曲「ファウスト」の一節です。

「プラネタリウムを見た帰りに、星を見て歩いて帰ろうとか、今日聞いたことを
誰かに話したいなって思ってもらえるような解説を目指しています!」

優しい声が 星空よりも輝きます。