2013年4月30日放送

思わずステップを踏みたくなる一足を・・・。
靴職人、野田満里子さん。

「お客様が『あー、ピッタリ!』っておっしゃった時はもう、やった!って思う。」

野田さんの靴は、その人のためだけに作る「オーダーメイド」。
履いて嬉しいフォルム。履いて楽しい綺麗な色が女性の心を躍らせます。

「どういう時に履きたいかということをまず伺って、長めに歩いたりするっていう場合には
『じゃあ、ストラップがあるものの方がいいです』とか、お客様が思ってもいなかったことを、ご提案できたり・・・。」

“靴が好き”ただそれだけの理由で、会社を辞めて職人の世界へ…。
始めたころはこんな失敗も・・・。

「デザイン的な要素を優先してしまったために、結果、お客様の足に最終的に入らなかったりしたことがあったり、このままやっていけるんだろうかという不安にもなったりした時期はありました。」

それでもくじけず、靴作りの世界へ導いてくれる言葉。それは・・・

『才能は長い努力の賜物である。』

19世紀、フランスの小説家、フローベールの言葉です。

「色使いだったり、履きやすさだったり、これを履いて出かけたいなって思ってもらえるようなものを作っていきたい・・・。」

想いは靴によりそい、一歩、また一歩。