元気のアプリ
毎週火曜午後9時54分~午後10時00分放送
2013年7月2日放送
鮮やかな羽ばたきを守り育てる・・・
チョウの飼育員 清水瑛里子さん。
鬱蒼(うっそう)と木々が生い茂る大温室には、およそ15種類、800匹のチョウが
放たれています。飼育員の清水さんは子供の頃から昆虫に夢中でした。
「バッタを採ってきて、セミを採ってきて、親に怒られたり…」
小さな命への思いは今もそのまま…。
タマゴが美しいチョウになるまで、世話をします。
「毎日見ていると、やっぱ可愛いですね」
餌の植物を育てるのも、清水さんの仕事。
「一番大変なのが、薬を使えないことですね。食べる葉っぱなので、昆虫が死んでしまうので・・・」
命を見つめる日々。時には、思い悩むことも・・・
「どんな工夫をしても、体調が良くならなかったりとか、どうしたらいいんだろうって・・いろいろ試すんですけれども」
そんな清水さんが心に刻んだ言葉、それは…
『自然は上手に質問すれば何でも答えてくれる』
虫たちの生態を見つめ「昆虫記」を残したファーブルの言葉です。
「子供のうちにもっとたくさんの昆虫に触れ合ってもらって、ずっと好きになっていてくれればいいなと思います」
命を育てることは、優しさを育てること。