2013年8月13日放送

長い時間をかけて生まれる 琥珀色に輝く一杯…
ビールの醸造家、園田智子さん。

「イメージ通りに(ビールの味わいが)出来たりすると、やっぱりすごくうれしい。本当にビールってどうやって造られるのか全然知らなかった。予想以上の重労働が大変でした」

17年前に飛び込んだ、ビール造りの世界。
持ち前の好奇心でのめり込み、技術を習得。
でも、それだけで美味しいビールはできませんでした。

「毎回同じようにやっても、同じようにいかないことのほうが多いので難しいですね」

失敗は許されない緊張の日々。
しかしそれを乗り越え得たものは
アジアナンバーワンのビールに、3年連続で選ばれる栄冠でした。

「職人たちの集まりなので、しっかりしたビジョンがないと厳しい世界かなと思います」

努力を重ね、醸造の責任者となった園田さんが大切にしている言葉、
それは…

『地上には多くの道がある。けれど、最後の一歩は自分一人で歩かねばならない』

ドイツの作家、ヘルマン・ヘッセの言葉です。

「自分の情熱というか、気持ちを大切にビールを造りたい」

自分の信じたビールが伝統の味になるように…