元気のアプリ
毎週火曜午後9時54分~午後10時00分放送
2013年9月24日放送
日本人の魂を揺さぶる音…
和太鼓奏者、小川ひろみさん。
勇壮な和太鼓の魅力に魅せられて27年…
今ではプロの打ち手に。
「一番はやっぱり音で、音はその人そのものを映し出します。そこが面白いと思います」
心地よい響きは、簡単に出せるものではありません。
太鼓の音には微妙な「音」の違いがあります。
「太鼓を始めた時には、音色が出せるようにしろと。その次に音艶(ねづや)、
音の艶が出るようになるはずだと」
今ではグループの中心的な打ち手の小川さん。しかし…
「体力的にも衰えてきて自信が失くなったことはありました」
そんな小川さんを勇気づけてきた言葉。それは…
『花は心 種は態(わざ)なるべし』
努力という種が無ければ花は咲かない… という、能楽師・世阿弥の言葉です。
「太鼓に置き換えれば、(花は)自分の演奏。(種は)日々の練習の積み重ねなんですね」
艶のある音色が 人の心に響きます。