2014年1月7日放送

朝もやの中、颯爽と駆け抜ける一迅の風…
調教師 平山真希さん。
全国でも4人しかいない女性の調教師。
その毎日は、馬に合わせての生活です。

「穏やかな馬がいたり、ちょっと気の張っている馬がいたり。
それを直していくのも面白いし、やりがいがある仕事だなと思いますね」

今では表情や足を見るだけで、その日の体調が分かります。

「どこか苦しいところがあると、馬も走るのは嫌だと思うんですよ。そういう所を
口がきけない分、こっちで見つけてあげられるようにしていますね」

もともとは騎手。
しかし、その世界に区切りをつけ、調教師の道へ。

「実力勝負なところもあるので、結果が伴わないと乗れないことは多々出てくる。
それでも、やっぱり馬に関わる仕事がしたいって思っていましたね」

この「馬」への強い思いが実を結び、難関と言われる調教師試験に合格。
そんな平山さんが共感した言葉、それは…

『人生における大きな喜びは、
「君にはできない」と世間が言うことをやってのけることである』

イギリスの経済学者、ウォルター・バジョットの言葉です。

「毎日の積み重ねを大事にしていって、そこからいい馬が出てきてくれたら、と思います」