2014年10月7日放送

鍋を振り、卵を舞い踊らせる・・・
オムライス作りの達人 紺野賢一さん

「ガラス越しに作っているところが見えるようになっていますので、先ずお客様に足を止めて目で楽しんで貰いたい・・・」

卵を宙に飛ばし、ご飯の上で咲かせる華麗な技。出来上がったふわふわのオムライスは、1日400皿以上の注文が入る 人気のメニュー。 看板料理人となった紺野さんですが・・・

「高校の時に、親父が亡くなりまして。将来の事とか考えていなかったんですけれど、今は親父の後を継いで・・・」

見た目だけでなく、食感も絶妙なふわふわトロトロのオムライス。
扱いの難しい卵を強火で焼き上げ、繋ぎ目を“半回転”させる技は
30年かけて培われました。

「飛ばす感覚というのは、やっぱり人それぞれ・・・。(コツ)というよりは、自分で掴むしかないかな。」

オムライスを極めた紺野さんが共感する言葉、それは・・・

『才能とは天から与えられた使命だ。
 自分に対していっさいの空間が開かれるような方向が
 一つはあるものだ。』

アメリカの思想家、ラルフ・ワルド・エマーソンの言葉です。

「来て頂いたお客様に笑顔になってもらえるような、料理を作り続けていきたいなぁと。」

笑顔を産むのは 優しさのスパイスです・・・