2014年11月25日放送

3次元の回転技で見せる、華麗なスポーツ。
ラートの全日本王者、松浦佑希さん。
ラートと呼ばれる器具で、様々な技を見せる競技。
始めて僅か2年で、全日本王者になりました。

「大学生の時にイベントを見に行ってラートを見て、完全にハマっていましたね。」

かつては、体操の全日本ジュニア選手権に出る期待の選手。

「中学1年生の時に肘を脱臼骨折して。支えてくれる人がたくさん居て、頑張っていたんですけれど。でも体操がどんどん怖くなってしまって・・・」

体操を諦め、失意の中で出会ったのがラートでした。

「体操競技に似ているんですけれど、体に負荷のかからない技も多くある。体操競技をやっていた時の、体操が楽しいという感覚と一緒で、ラートで回っていることがすごく楽しくて・・・」

今年4月には、世界大会の団体戦で優勝。
挫折から這い上がった、松浦さんが心に思う言葉。それは・・・

『世界に喜びしかなければ、決して勇敢であることや忍耐強くあることを学べないだろう』

アメリカの教育家、ヘレン・ケラーの言葉です。

「今、体育心理学を勉強しているんですけれど、自分が経験したことを生かせるような大学の先生になれたらいいなって。」