2015年1月6日放送

初春(はつはる)に、「福」をもたらす伝統の舞。
獅子舞パフォーマー かいでんまさのり さん。

「喜んでもらえたり、ありがたいと思って頂けたりというのを肌身で感じられるのが、やっていての醍醐味ですね。」

舞台やイベントで全国を回り、獅子舞を披露する「かいでん」さん。
獅子舞は、今も日本各地に様々な踊りが伝わる、伝統芸能です。

「基本の姿勢とかを、自分で身につけられたかなと思ったのは、10年ぐらいかかりましたね。」

磨いた芸を携え、30代半ばで獅子舞パフォーマーとして独立。
ところが舞い込んできた仕事は…

「お正月の時期に、ショッピングセンターを練り歩いてくれればいい、踊らなくていいからって言われて…」

自慢の踊りは見せられませんでしたが、珍しい獅子の姿を見たお客さん達には、笑顔が!

「獅子舞が来てくれればいい、ああこれだけでいいのかって」

以来どんな場所へも出向き、芸を伝えるかいでんさん。
そんな彼が大切にしている言葉、それは…

『笑う門には福来る』

笑いが満ちている家には幸運が巡ってくるという、日本のことわざです。

「自分自身もいっぱいいっぱい笑って、幸せになっていきたいなっていう思いはとてもあります。」

獅子舞が、笑顔と福を運びます。