2015年3月17日放送

シロクロの世界に彩りを添えた…
花咲く書道家 永田紗戀(ながた されん)さん
モノクロの書に「色」の息吹を吹き込む「花咲く書道」。
文字の一部を絵で表現する作品は、絵を描くことから始めます。

「幸せの花束のイメージで。…溢れる幸せを描くので、(文字も)溢れさせます。
『幸せ』っていう字です。」

伝えきれない想いを文字にする「独自の書」。
辿り着くまでには、高い壁が…

「誰かしらが書いた字を模倣するのではなく、自分の字ってなんだろうという壁に20代でぶつかって…」

きっかけは、生まれてくる娘に書いた「愛」の文字…

「世の中はこんなに楽しいし、こんなに奇麗な色があるし、季節が変わって…
そういうのを伝えたくて。それがお花の気持ちと凄く一致していて、色をつけるようになりました。」

そんな永田さんが大切にしている言葉、それは…

『翼を持たずに生まれてきたのなら、翼を生やすためにどんなことでもしなさい』

フランスのファッションデザイナー ココ・シャネルの言葉です。

「『これなんて描いてあるの?』っていう娘との会話が生まれたりとか…
描いていてよかったなって一番思います。」

想像力の翼が、豊かな心を育てます。