2015年8月18日放送

暑い日も、寒い日も楽しめる…
かき氷の専門店「埜庵(のあん)」石附浩太郎(いしづき こうたろう)さん。

「最初の3口が『おっ!』っていう風になるように、柔らかく削ってあげるような形で…」

夏はもちろん、冬でも店にはお客が絶えず、年間7万人以上が訪れます。その秘密は、天然氷で作る“頭にキーンと響かない”フワフワのかき氷。

「氷そのものの温度を上げて、氷の硬さを調整して、次の日に使う氷を発泡スチロールの箱の中で1日戻すんですけど、マイナス2度くらいですかね。冷凍庫に入れておくとマイナス20度くらい。柔らかくしてから削るほうが技術的には難しい。」

どんな時に食べても美味しいかき氷は、一つ一つ手作りです。

「1個削って、次もう1回同じものって出来ないので。今まで来続けて下さってるお客様に飽きが来ないものを、新しいお客様にはやっぱり『えっ!』ってビックリして頂かないといけないので、色々試行錯誤しながら今の味に辿り着いた。」

かき氷を1年中楽しめるように頑張る、石附さんが思う言葉。それは…

『大切なのは、疑問をもち続けること』

アインシュタインの言葉です。

「暑いから食べようって言うものではなくて、寒い時も食べて頂ける食べ物にするために歯を食いしばってやってきたところはありますね…」

どんなときにも心を癒す、フワフワのかき氷…