2015年9月1日放送

本場イタリアの味を凌ぐ…
ピザ職人 山本尚徳(やまもと ひさのり)さん。

「(ナポリのピザの店に行ったとき)笑顔でない人がいないわけですよ、お客さんの中に。こんなに素晴らしい笑顔にさせる食べ物はそんなに無いなと思ったんですよ。それが、これ(ピザ職人)をやりたいと思ったきっかけ。」

山本さんは、「世界ピッツァ選手権」で2連覇を果たした
指折りのピザ職人。

「こんなに美味しくて、大きくて、安いものを汗ダラダラにして、おじさんみたいな人がパッパッと作っている。とにかくそれがカッコ良かった。」

はじめは、アルバイトで出会ったピザ作り。
しかし、イタリア旅行で食べた本場のピザに衝撃を受け
ナポリでの修行を決意しました。

「イタリア料理っていうのはお母さんの料理であって、家庭料理の延長なわけですよ。日本でいう肉じゃがみたいなものが、イタリアではどういう料理なのか。これは実際に行って、住んで、食べるのが一番早いんじゃないかと思った。」

がむしゃらに修業を重ね、
世界一に輝いた山本さんが伝えたい言葉、それは…

『何かを学ぶには自分で体験する以上にいい方法はない』

アインシュタインの言葉です。

「(優勝後)みんなにおめでとうと言われて、親方に肩を押されるように『日本に帰って(本場の味を)広げろよ』と言われた時に、ここからが真剣勝負にしなきゃいけないなと…」

誰もが笑顔になるピザを焼きます!