元気のアプリ
毎週火曜午後9時54分~午後10時00分放送
2016年1月12日放送
懐かしい はた織りの音が響く…
秩父太織(ちちぶふとり)の職人 和田寿子(としこ)さん
楽しく、次はどんなのが作れるのかなと思いながら毎日機織りしてます。
江戸時代から養蚕と製糸業が盛んな秩父地方。
秩父太織は、糸に独特の節がありながらも滑らかな手触りの絹織物で、
売り物にならない、大きさが不揃いの繭を使っています。
養蚕農家の副業として、自分の家で糸にして、自分たちの野良着にしたり帯にしたりっていうのが始まりなので、秩父太織の工程は1人で全部やることになってます。
一人で糸を紡ぎ、染め、織り上げる「秩父太織」。
和田さんの父親も、その職人の一人でした。
父親の作品に触れたとき
父の作っていたマフラーなんですけど、すごく使ってて気持ちいいので、
こんな布ができたらいいなって思って…
父親の残した技術を受け継ぎたい…
そんな和田さんが共感した言葉。それは…
「成功にトリックはない。私は与えられた仕事に全力をつくしただけだ。」
鉄鋼王と呼ばれた(アンドリュー・)カーネギーの言葉です。
「いいか いいか」ってなっちゃうと、ズルズルしちゃう。
だから納得のいくものを一つずつ作れたらいいなって思ってます。