2016年2月9日放送

生涯現役を貫く、銀盤の格闘家…

女子アイスホッケー 岩本悦子(いわもと えつこ)選手

「やっぱりこれ(アイスホッケー)をしてると充実するのね!うん!」

氷上の格闘技といわれる アイスホッケー。

今日も 年の離れた選手達と汗を流す岩本さんは79歳。
日本の現役最高齢のプレーヤーです!

「だって一番チビ(最年少)は17歳だから。その人たちと一緒にやるのは
大変なんですけど、やっぱり“あたし年だからダメだ”とか、それを自分で言う事は絶対したくないの」

子供の頃、初めて見たアイスホッケーに魅了された岩本選手。
40年以上前に、日本で初めての女子チームを創立しました。
しかし、当時は女性がスポーツをするのが珍しかった時代…。

「今の時代と違って、私たちの時代の時は“女のくせに”っていうのがやっぱりありましたね…取材が来たときは、面白半分。転んで足持ち上げたりすると、そういうのを(カメラで)撮ったりとかね。スポーツとして取り上げてはくれなかった。」

それでも決して辞める事無く
現在までアイスホッケーを続ける力となった大切な言葉。それは…

「わたしに喜びをもたらすただひとつのものは、
(中略)共に働いた人々への感謝だけです」

(アインシュタインの言葉です。)

「ここまで来れたのって、やっぱり仲間!みんながいるから来れた。一緒にやってくれる人達がいたらそれまでやっていきたいなって思ってます」