2017年9月5日放送

チアリーダー部コーチ 野田一江(のだかずえ)さん
8月に行われたチアリーディングの全国大会で7連覇を達成した
箕面(みのお)自由学園高等学校。
ここで28年コーチを務める野田さん、実は元々チアリーディングの経験は、ありませんでした。
『最初は何もわからなかったので、大学生がチアリーディングで応援しているのをビデオで撮って雰囲気だけまねてやっていたんです。』
手探りで始まったチームづくり。なかなか結果はでませんでした。
『まだ年も若かったので何でも話せるお姉さんっていう感じで、私自身もチャラチャラしていましたし、生徒自身もチャラチャラしていました。』
しかし、ある日起きた練習中の大ケガで、
野田さんはあることに気が付きます。
『命を預けるスポーツなので、信頼関係がないと練習ができないですよね。上辺だけの信頼関係、仲がいいだけっていうのを、1回潰してボロボロにするんですね。そのぐちゃぐちゃになった生徒同士の関係を縫い合わせていくっていう作業がコーチとして大切かなって思います』
生徒たちに信頼関係を紡がせる野田さんが 大切にしている言葉 それは…

『一路邁進(いちろまいしん)』

自分を信じて一つの道を努力し進むという意味の四字熟語です。

『自分と向き合って乗り越えて初めて自分を信じることができるんですけど、それが16人集まると、他の15人を信じることができるんですね。それがチームとしての絆っていう形になっていくんだと思います。』