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毎週火曜午後9時54分~午後10時00分放送
2018年8月21日放送
サンゴを養殖する、金城浩二さん。
沖縄、コバルトブルーの海。実は海水温度の上昇などで、サンゴが白く死滅する白化現象が問題になっています。
「僕は海の中がフルカラーハイビジョンからモノクロに変わるのを見てきた。」
ショックを受けた金城さんは、およそ20年前、仕事を辞め、サンゴ養殖に取り組みました。
「やってみないと答えが分からないことの連続だった、この強い日差しが毎日あたる訳
だから全滅した経験もある。しかし、そういう環境に関わらず生えてくるものが出だした。」
海水温が高くても白化しないサンゴの養殖に成功。
1か月の成長は1cmと、ごくわずかなため、最初は大きく育ったサンゴを
海に戻しましたが、うまくいきませんでした。
「その環境に形が合ってないから、台風がくると全部吹き飛ばされる。
今は小さいものを植えるんだけど、その環境に合わせて育ち形を作っていくから、
ちゃんと根付くわけ。」
これまで12万本を海に戻し、魚がすみ着く大きなサンゴに成長させた、金城さんが共感する言葉。
「現在から、未来は生れ落ちる」
フランスの作家、ヴォルテール(1694~1778)の言葉です。
「サンゴ礁に出来ることはやり続けて、僕が沖縄のサンゴ礁が残った理由の小さな1つになろうと思ってます。」