2019年6月25日放送

サーカス学校講師、天野真志さん。
群馬県みどり市に日本で唯一のサーカス学校があります。
天野さんは今年の4月からパフォーマー兼講師として活動しています。
「自分の体で積み重ねていって覚えたものなので、
それを言葉で表現するというのは、すごく大変ですね。」
生徒たちは4年間、この学校でプロのパフォーマーを目指し、
毎日4時間、地味で苦しい基礎練習を休みなく続けています。
「最低限、自分の体を支えることができないと、空中芸とかできないので、
ポーズを決めた時の姿勢とか、
意識して見せられるパフォーマーになってくれたらなと思っていますね。」
今では一流のパフォーマーとなって活躍する天野さんも、実はこの学校の卒業生。
「シルク・ドゥ・ソレイユとか見始めて、すごいなという憧れと、
がんばればなれる可能性もあるというのを強く思って入学することに決めました。」
未来のパフォーマーを育てる天野さんが心に思う言葉。それは…

「何も冒険しなければ、何も勝ちとれぬ」

古い英語のことわざです。

「僕のショーを見てくれて、子どもの大体の発言が『えー、出来ないよ。』なんですね。
それを聞くとやっぱり、可能性はあるからって、何事にもチャレンジして欲しいですね。」