2019年8月27日放送

プロ野球 場内アナウンサー 渡辺三保さん。
日々、熱戦が繰り広げられている東京ドーム。
『4番ショート 坂本 4番ショート 坂本』
巨人主催の球場内アナウンスを、39年間担当しています。
「バッターをアナウンスしたり、選手交代をアナウンスしたり
審判が伝えるべきことを代わりにお伝えしています。
そのアナウンスは、あまりクセがでないようにしている。
お客様や、選手の耳に残ってしまうのは良くないかなって思って。」
常に試合の状況に合わせて対応しなければなりません。
『ファールボールにご注意ください』
「5人とか6人とか選手交代を言われた時が大変ですね。
審判から電話で連絡が来るんですけど、
次に守備に入りそうな人は、ベンチの前でキャッチボールとかしているので、
双眼鏡とかで見て予測して準備していますね。」
初めてのアナウンスは、まだ後楽園球場の時代でした。
「王貞治さんが、現役最後の年でした。大スターの方だったので、
後楽園球場で『4番 ファースト 王 背番号1』って言えた時は
もうなんか、ドキドキしました。」
その声で、試合を引き立てる渡辺さんが共感する言葉、それは…

「縁の下の掃除番」

人目のつかない所で、他人を支える努力をすることを意味することわざです。

「選手が活躍して、お客様が喜んで帰っていただいて、
それでまた球場に足を運んでくださるのが一番。」