2020年2月25日放送

笹餅製造、桑田ミサオさん。
青森・津軽を走るストーブ列車。
昔懐かしい、だるまストーブがおかれた車内で、人々のお目当てなのが…
ミサオさん手作りの笹餅です。
「津軽の風習で、どこの家庭でも何かあればすぐ作っていましたので。」
地元産の米粉と小豆を混ぜてから蒸して餅にするのですが、この混ぜ加減が味の決め手。
「同じ分量でやっても、『あれちょっと今日は固いな』とか
『まだダメ』とか分かりますからね。」
1時間ほど蒸したら、夏の間に取っておいた笹で包み、
これをもう1回蒸すのがミサオさん流。
「お餅の中にも笹のええこと入ってるんでないかな。
だから、こうして元気でやっていれるのかなとか、
笹餅は私の恩師でもあるような気もするし、育てられたんです。(笑)」
1日400個の笹餅を手作りするミサオさんに見合う言葉…

「故郷忘じ難し」

故郷はいつまでも懐かしく忘れがたいという意味のことわざ。

「これは無くしたくない、という思い。
笹餅と恋するわけではないけれど…アハハハハ。」