2020年7月21日放送

水沢うどん店、大河原健太さん。
群馬を代表する温泉地、伊香保。
ここの名物は日本三大うどんの一つとも言われる「水沢うどん」。
「水沢うどんの歴史は400数年になります。当店は僕で18代目になります」
地元の湧き水を使って打つうどんは、3日かけて作られます。
しっかりコシがありながらスッキリとしたのどごしの、透明感あふれるうどん。
「こねて、踏んで、寝かせて、また踏んで、またねかせて、のして、切る、
っていうのを400数年…」
その製法は、初代から一子相伝で受け継がれてきました。
「切った麺を干して箱に入れて蒸らします。そうすることで小麦の甘味、
程よいコシの良さが生まれる」
多い日には250食ものうどんを、ひとり、代々伝わる技で
打ち続ける大河原さんが大切にしている言葉、それは…

「迷ったら迷わず原点に」

実業家 松下幸之助(1894-1989)の言葉です。

「伝統を守り続ける。その中でも季節によっては熟成時間を変えたり
18代目のうどんっていうのをお伝えできたらなと」