2020年8月4日放送

動物園飼育員、久保田夕紀子さん。
よこはま動物園・ズーラシア。
5月に絶滅危惧種の「アカアシドゥクラングール」の赤ちゃんが生まれました。
「野生だとベトナムなどに生息しているんですけども、鮮やかな毛並みをして
世界で1番美しいサルと言われている。私から見てもやっぱりかわいいです。」
樹木の葉が主食のこのサルを飼育しているのは、国内ではここだけ。
それだけに、苦労が絶えません。
「お腹が空いていようがなんだろうが、おいしくない葉は食べないんですね。
なので、食べてくれる葉を探し回る。ただ、今日は食べるけど明日は
食べないっていうのが結構あるので、そうしたら違う葉っぱを探します。」
さらに赤ちゃんが生まれて、はじめての心配事も。
「(同じ檻に)オスがいる状態で赤ちゃんを飼育しているのは、実は今回が初めてで、
なんかちょっと変な動きとかしたら、ハッとする。ずっとドキドキしています。」
絶滅危惧種の赤ちゃんザルを大切に育てる久保田さんに見合う言葉。それは…

「自分の喜びを追求する行為が、他人の幸福への奉仕につながるものでありたい」

実業家 本田宗一郎(1906-1991)の言葉です。

「赤ちゃんは、かわいいですよ。やっぱり、今しか見られせんからね。
大人になるとフンみたいな感じが増えてくるので、来て頂いた皆さんが、
興味を持ってもらえるきっかけになる瞬間に立ち会えるのはすごく
やりがいがあるなって、毎日思っています。」