2020年11月17日放送

荒川バラの会 会長、岸ゆりさん。
東京の下町を走る都電荒川線。
春と秋、沿線に咲き誇るバラの花は、
岸さんを中心とした地元ボランティア「荒川バラの会」が丹精込めて育てています。
「荒川区は、緑に覆われた部分というのがすごく少ない区で、
緑を増やそうという事で発足しました。」
区内の沿線、およそ4kmにわたり、140種類、
約1万3千株のバラを荒川区と共に手掛けます。
「暑い時期の草むしりと、寒い時期の、太い下の方から切る枝のせん定が大変です。」
この時期に行うせん定では、来年、より立派な花が咲くようにするため、
手間をかけ、大胆に花を切り落としていきます。
そして、このバラをきっかけに新たなつながりも…。
「こういう物が欲しいけど、売ってなくて困ってると言われると、
売ってたんで買ってきましたよっていって(笑)」
専業主婦だった岸さん。この活動をきっかけに園芸店を開くまでになりました。
花で地域を明るくする、岸さんが共感する言葉…。

「いのちいっぱい じぶんの花を」

詩人 相田みつを(1924-1991)の言葉です。

「道ゆく人が、きれいですねって声をかけていただける。やりがいを感じております。」