2021年5月11日放送

スケートボード選手 藤井裕大さん。
平らな地面の上でボードを自在に操る、スケートボードのフリースタイル。
藤井さんは、2020年に開かれた世界大会で14歳にして、世界一に輝きました。
「フィギュアスケートみたいな感じで、音楽に合わせて2分で技をして競います。」
藤井選手の強さの秘密は、誰も真似できない大技を繰り出せること。
極め付きは回転させたボードをくるりと戻す
自分の名前がついた「Yutaロールリバース」。
「見た目は結構地味なんですけど、コントロールが1mmズレたら失敗しちゃう技です。
完成させるのに1年半くらいかかりました。
本当に自分の技にオリジナリティーが無いと、優勝はできないです」
優勝した世界大会はコロナ禍の影響で、動画での審査となりました。
「優勝できてうれしいんですけど、
1発勝負というのがやっぱり大会の醍醐味(だいごみ)だと思うので、
ちゃんとした優勝を取りたいです。」
日々、新しい技を考えチャレンジしていく藤井選手が共感する言葉。それは…

「彫心鏤骨(ちょうしんるこつ)」

心に彫りつけ骨に刻みこむような、大変な苦労をして作り出すという意味の四字熟語。

「僕の名前を聞いて思い浮かぶような
ダイナミックで個性的な技とかを生み出したいです。」