痩せようとする妹にイラッとして仰天チェンジ
アメリカ・ミシガン州。
この街で生まれ育ったテレサ・ボロウスキさんは
幼いころに父親を亡くし、妹とともにシングルマザーの母親に育てられた。
"母親の愛情の元、体も大きく育っていく"
父のいない環境の中、母親は娘たちに寂しい思いはさせたくないと
料理に精を出し、毎日食卓をにぎやかに彩った。
テレサはその気持ちに応えるように毎日お腹いっぱい母親の料理を食べ続け、
いつのまにやらお腹ポッコリ少女になってしまう。
学校へ行くとその容姿から「クジラ」というあだ名が付けられる始末。
ちょっぴり傷ついたものの、母親からの成長期は食べるのが当たり前という言葉や
仰天チェンジ名物、甘やかしちゃうおばあちゃんによるお菓子などのあま~い誘惑に
流され引き続き食べまくった。
そんな生活を続けるうちに高校時代の彼女の体重はなんと113kgになっていた。
"恋もするお年頃。しかし..."
高校生になったテレサも恋をしたいお年頃になっていく。
近くの男子高の生徒に声をかけられ一目ぼれ。
今すぐにでも想いを伝えたいが、この容姿では自信がない。
ダイエットを決意するテレサ。考えた作戦は炭水化物を取らないダイエット。
しかし代わりに肉を食べまくってしまいこのダイエットはとん挫してしまう。
妹と2人で慰め合いながら再び大食いに精を出すテレサ。
しかし心のよりどころだった妹も運命の人と出会い結婚。可愛い子供にも恵まれた。
取り残されたテレサは孤独に食べ続ける事20年。
44歳になる頃にはなんと、人生最大の体重194kgになっていた。
"妹の一言が火をつける。"
そんなある日、妹から一本の電話が鳴った。
妹は食べる量を減らすために胃バイパス手術を受けるという。
それを聞いた姉・テレサは、ダイエットは努力して行うべきと猛反対。
しかし妹は努力したことないテレサに言われたくないと言い残し電話を切った。
大人になって初めての姉妹ゲンカ。
しかしこのやりとりがテレサのやる気に火をつけた。
そしてこの瞬間、ダイエットの神が降りてきた!
"徹底的な食事制限!そして..."
手術しなくても、努力して痩せてみせる!
そう決心したテレサの闘いが始まった。
その日から壮絶な食事制限を徹底。
朝は油を使わず焼いた目玉焼きとトースト、昼もローカロリーのスープ。
夜は温野菜と鶏肉をじっくり噛んで食べた。
それでも空腹が収まらない場合は1日7リットル以上の水を飲み、
誘惑に負けないように冷蔵庫など至る所に自分へのメッセージを書いた張り紙を貼った。
一番辛かったのは甘いものを食べたいという衝動。
これにはローカロリーなスイカを週に3玉食べることで克服することができた。
こうしておよそ2年で最高194kgだった体重がなんと69kgに!
驚愕の125kgの減量に成功した。
もちろん妹もテレサの仰天チェンジに驚いたという。
テレサは簡単に痩せようとした妹を見事に見返すことが出来た。