2016年1月 6日 ON AIR
1万メートル上空で心臓発作
娘の結婚式のため、イギリスからフロリダに
向かっていたドロシー親子。
離陸から7時間が経ったころ、母のドロシーに異変が。
拡張型心筋症だった。
心臓の収縮機能が低下してしまう心臓病の一種。
突然の危険な不整脈が生じる場合があり、その結果、
血液の循環が悪くなり死に至る可能性も高い。
しかも起きた場所は上空1万メートル。まさに絶体絶命。
乗務員は機内に医者がいないか呼びかけた。その時だった。
「私、医者です」
なんと偶然にも機内に医者がいたのだ!
しかし偶然はこれだけではなかった。
「私も医者です」、「僕達も医者ですよ」、「自分も医者だが」
次々に医者が集まり、なんとその数15人!
前代未聞の大医師団が集まった。
しかも奇跡はまだ続く。
「私、心臓医です」、「僕達も心臓内科ですよ」、「自分も心臓専門だが」
なんと、15人全員が心臓の専門医だった!
完璧な応急処置が施され、ドロシーは無事病院に運ばれたのち意識を回復。
娘の結婚式にも出席することができた。
実は、この15名は全員が同じ心臓病学会に向かう途中だったのだ。
奇跡的な偶然が重なり、命が救われたドロシーはいつかこの先生方に会って
お礼を言いたいと語っているという。