夢みた母親とは程遠くて仰天チェンジ
1989年、山形県山形市。
この街で生まれた沙樹さんは 幼い頃から食べることが大好き!
まるい顔がチャーミングな少女は、3歳上のスリムな姉とは対照的。
両親が共働きだったため、母が作り置きするおかずは足りないことがないよう、
いつも多めに作られていた。
"作り置きの料理でブクブク育っていく"
お姉さんは小食で大量のおかずは全て妹の沙樹さんが平らげていた。
そんな生活を続けていくうちに小学4年生で体重60キロに!
一方、そんな沙樹さんのお母さんは、 参観日でも注目を受けるほどの
近所ではちょっとした美人で通っていた。
沙樹さんはそんな母を子どもながらに誇りに思っていた。
しかし沙樹さんの食欲は留まる事を知らない。
子どものうちはたくさん食べろと言う父の誘惑にも後押しされ
小学校6年でなんと70キロに!
中学ではこの体型を生かし、柔道部へ入部した。
ダイエットとは無縁のこの世界。たくさん稽古してその分たくさん食べての生活で
中学2年生の時には団体戦の大将として、全国大会に出場するまでになった!
高校は柔道の名門校に進学し、東北大会で3位という輝かしい成績を収めた。
まではよかったが、高校を卒業し地元のリサイクルショップへ就職すると
彼女はただのデブとなってしまった。
"運命の出会いが待っていた"
これではダメだとチャレンジしたダイエットもわずか8日でリタイア。
痩せるどころか、またまた太って体重は100キロ目前、98キロに!
そんな沙樹さんにある出会いがあった。
店によく訪れる常連客から食事のお誘いがあったのだ。
小食だった常連客の男性は沙樹さんの食べっぷりに一目ぼれ。
そんなこんなで関係は深まり、1年後この常連客の男性、大輔さんと結婚。
そして結婚から9か月、待望の赤ちゃんを身ごもった。
しかし妊娠してしばらくしたころ、ある出来事が。
公園を歩いているとボールが転がってきた。近所の子どもが遊んでいたボールを
蹴り返そうとした沙樹さん。しかし太っていた彼女が蹴ったボールはあさっての方向へ。
「デブ!どこ蹴ってんだよ!」
子どもの心ない一言だったが、次第に沙樹さんはこれまで感じたことのない恐怖を覚えた。
これから生まれてくる子どもがこんな感じで母親をバカにされたらどんなに傷つくだろう。
沙樹さんが憧れていたのは、自分が小さいころに感じていた
周りの友達から羨ましがられるようなキレイなママ。
それに比べ、今の私はキレイとは程遠い、ほぼ100キロのデブ!!
そんなの私が思い描いてたママじゃない!この子の為にも痩せなきゃ!
この瞬間!ついにダイエットの神が!
"憧れの母親像に近づくべく40キロの減量!"
妊娠中の沙樹さんは、まずは産婦人科の先生に相談。
こうして医師の勧めで始めた妊娠中でもできるマタニティビクスで汗を流し、
食事は1日1200キロカロリーに制限。栄養バランスも考えたメニューに変更した。
そして2014年3月に、長女を無事に出産。
出産後、いよいよ本腰を入れてダイエット。ランニングを始め、家では筋トレ!
旦那も、キレイになっていく妻の変身ぶりを応援してくれた。
こうして沙樹さんは2年間ダイエットに励んだ結果
マックス98キロあった体重は2年で58キロに!
なんと40キロの減量に成功!
自慢の母になりたくて40キロのダイエットに成功!
これが沙樹さんの仰天チェンジ!