二次元の彼を愛しすぎて仰天チェンジ
1990年、大阪府泉佐野市。
この街に生まれた由依さんは、幼いころから兄をはるかに上回るぽっちゃり体型。
"父の誘惑によりみるみる太った子供時代"
看護師の母はそんな娘が心配でならない。
一方で同じく食べることが大好きだった父は由依さんの味方だった。
どんどん食べろという父の誘惑もありブクブクと育っていく由依さん。
こうして中学入学時に体重85kg!高校入学時は体重95kgに!
太りすぎの彼女はお風呂に入るとお湯が溢れてしまい、家族からクレームが来るまでに。
痩せるまでお風呂禁止と言われたが、由依さんはあらかじめ溢れそうな量のお湯を
湯船からバケツに移し風呂上りにそのお湯を湯船に戻すという作戦で危機を回避した。
そんなある日の事。クラスメートの男の子から告白された。
こんな太っている自分が?初めての経験でドキドキする由依さん。
しかし、この告白はクラスメートが罰ゲームとしてやらされていた事だった。
こんな悔しい思いをした由依さんは、現実は最低だ!と、二次元の世界にのめり込んだ!
そして現実世界に距離を置いたことでさらに食欲は増加する!
父との共同開発で生まれたあつあつのご飯にバターを入れ麺つゆをかけ、
更にポテトチップスをトッピングした特製バターポテチ丼をはじめとした
カロリーMAXの食生活を続けた結果、高校2年生にして体重はなんと102kgに!
"コスプレ撮影会が契機に"
高校を卒業しても体重は変わらないまま。
そんなある日、友人からコスプレの撮影会に誘われた。
由依さんには大好きなキャラクターがいたのだが、
自分のこの体型でコスプレするのは、キャラクターに失礼だと思い
別のキャラクターのコスプレをすることにした。
そして撮影会当日。ある事件が起こった。
撮影会場へ行くと、そこには自分の大好きなキャラクターのコスプレをしている人が。
しかし、何かが違う。
クールな彼のキャラとは程遠い、ふざけた行動と体型に憤りが隠せない!
そんな由依さんに友人は言った。
「でもさ、由依だってデブなのにキャラクターのコスプレしてるじゃん。」
確かに自分がこれなら失礼じゃないと思って選んだキャラクターにもファンがいる。
他人に文句を言っておきながら自分も同じことをしていたんだ...。
そう思うと、あまりの申し訳なさにダイエットの神が降りてきた!
"思いっきりコスプレを楽しむべく46キロ減量!"
まずは、食事制限!炭水化物を減らすためにご飯をキャベツに換えた置き換えダイエット!
そして、おかずにはこんにゃくのみ!何より気をつけたのは、父親との接触!
だから、父親が帰ってくると会話しないように外へ行き、必死でランニング!
くじけそうな時は、大好きなキャラクターに「それでいいのかデブ?」
などと自分が奮起できるようにメッセージをつけカツを入れた!
こうしてダイエットを続けた結果、1年2か月でMAX102キロあった体重は
56キロに!なんと46キロの減量に成功!
大好きなキャラクターを再現するため46kgのダイエット!
これが由依さんの仰天チェンジ!