2016年11月 2日 ON AIR
何度も救急搬送される患者
マサチューセッツ州、ビバリーの町。この病院を
騒然とさせる大騒動が起きた。
"搬送され続ける原因は...一人の看護師"
2013年のある日、1人の女性患者が搬送されてきた。
キャスリーン・ハモンド、25歳。
重い症状ではなく迅速な対応もあって、彼女は、ほどなく回復した。
その数日後、転倒して頭を打ったという患者が搬送された。
それは再びあの彼女。検査の結果、特に異常はなかった。
そして、さらに数日たってまたしてもキャスリーンが搬送された。
胸が苦しいとのことだったが、今回も異常はない。
それからというもの、キャスリーンは数日おきに搬送されてくる。
毎回悪いところはないのに、およそ1年の間になんと93回も搬送された。
もはや病院業務の邪魔でしかない。
実はこの頃、病院に不審な電話が入っていた。
それはある看護師がいるかどうかを確かめる電話。
その看護師が出勤していることを伝えると、
しばらくして、キャスリーンが搬送されてくるのだった。
得体のしれない不気味さ。病院側も事態を問題視して、ある決定をした。
それは、キャスリーンの受け入れ拒否だった。
それを搬送中に聞いたキャスリーンは激昂し、救急車の中で元気になったと
車を降り、病院に乗り込んで大暴れ!
こんなにもあの病院にこだわるのにはワケがあった。
実は最初に搬送されたあの時、自分を救おうと必死になってくれた女性看護師に
一目ぼれしてしまったのだ!
だが、愛しい看護師からのはっきりした拒絶。
この瞬間、キャスリーンの中で何かが壊れた。
殺すとまで言い放ち、身勝手で一方的な愛の果てにキャスリーンは逮捕。
容疑は、看護師へのストーカー行為、及び脅迫。
彼女のように理不尽な要求をする患者、モンスターペイシェントがいま増えているという。