3人の子どもがいるパパが、ある日突然「ウソみたいな大変身」を遂げ、
その結果、幸せな家族が崩壊する。

カナダにとある若いカップルがいた。
少年の名はポールといい、ちょっと女の子っぽいりゅうちぇるみたいな男の子。
彼女はマリアという名の、まさにぺこみたいな少女。

2人は高校の同級生。
メイクをし、女性モノの洋服を好むかわいい男の子はマリアの好みで仲もいい。
ラブラブの2人は見事ゴールイン。

それから数十年後。ポールも普通の"おっさん"になっていた。
あの頃の面影は無く、結婚から20年間、良き父として家族を支えてきたのだ。

ところがポールに突然スイッチが入ってしまう！
きっかけは、娘の着ていた新しい服。

かわいい...そう思ってしまった。
そしてかわいい格好をしてみたい...という衝動にかられ、久しぶりの女装。

その足で向かったのは、トランスジェンダーの集会。
つまり心と体が異なる性を持つ人たちの集まりに参加したのだ。

それからというもの...たびたび出席し常連に。もちろん家族に内緒で。
そしてこの集会である考えに行きつく。

自分が自分であるためにありのままの自分をしっかり伝えないといけない。
意を決したポールは家族にとんでもないことを告白した。

ポール「パパはさ、明日から8歳の女の子になろうと思うんだけど、いいかな？」

は、8さい？あまりの衝撃に声も出ない。
子どもたちの反応は想定していたが妻だけは分かってくれると思っていた。

つき合い始めのころ、こんな自分を愛してくれていたのだから。
しかし...まったくだめだった。ポールは無情にも家を追い出されてしまう。

それから数年、仰天スタッフが訪ねると...
現在のポールはステファニーと名前を変え女性として生きているという。

実は、家族に捨てられた後、優しい友人が養子として引き取ってくれたのだ。

しかも現在は、なんと6歳の少女になったという。
養子に迎えてくれた友人に7歳の孫がいて、その子が妹がほしい、と言うので、ポール改めステファニーさんがその妹になってあげたのだと、説明してくれた。

何はともあれ、今は自分らしく楽しい毎日を過ごしている。