1988年、福井県大野市。
この街に生まれた亜弓さんは3人姉妹の次女。

幼い時からぽっちゃりでまん丸な女の子。
そんな彼女は順調にまん丸のまま育っていった。

"甘いもの好きが行き過ぎてぽっちゃりに！"

その理由は、いつも学校から帰るとおばあちゃんお手製の出来立てあんこがあったから！

ホッカホカのお手製あんこが、たまらなく大好きだった！
そして、あんこを使い、こんなメニューを発明！

ご飯を一生懸命つぶし手間暇かけて棒状に整えると、火で炙る！
焼き上がりに、おばあちゃんお手製のあんこをぬりつけ...
オリジナルきりたんぽが完成！

そしてご飯は、共働きの両親に変わり優しいおじいちゃん、おばあちゃんが、
好きなだけ食べさせてくれた。
こんな生活を送っていたため、小学6年生で体重63キロ！

中学に入ると身長168センチで115キロと、超～ビッグに成長！
痩せていた姉と妹から一緒に歩くのが恥ずかしいときつ～い一言も。

そんなこともあり、亜弓さんは中学ではバスケ部に！！
しかし...太りすぎで部活にまるでついていけず部員達にバカにされるように。

結局、わずか3か月でバスケ部は退部。
だが、バスケをやめても食べることは止められない！

あんこ好きな亜弓さんは基本的に甘いものを食べ続けた。
朝はあんこトーストに練乳をかけ、昼は給食後の口直しに練乳。
夜も夕食後のシメに羊羹一本を平らげた。

高校に進学すると、彼女の巨体は学校中の噂に。ついたあだ名は「マックス」
あだ名の通り、体重はなんとマックスの125キロに！

"憧れの先輩の一言に、ダイエットを決意！"

そんな亜弓さんに運命の出会いが！
何やら体育館に群がる女子たちがいる。

中を覗いてみると...あだ名を知ってくれていたバレー部の先輩が声をかけてくれた。
この瞬間、先輩の笑顔が亜弓さんのハートを打ち抜いた！！

そして！運命の瞬間が！
再び先輩の姿をみようと体育館にいると...
男子バレー部のファンたちが、亜弓さんに嫉妬し悪口。

すると、なんとイケメン先輩が庇ってくれた！
さらにこの後、彼は驚くべきことを言う！

先輩「でも勿体無いよなぁ。マックスって顔立ち整ってるし、やせたら結構かわいいと思うんだよね。お前みたいな顔立ち、嫌いじゃないぜ」

生まれて初めて言われたセリフ！しかも初恋の人に！！
この瞬間、ダイエットの神が！！

こうして亜弓さんは先輩に恋のアタックを決めるため本気でダイエットを決意！
早速はじめたのが...なんとバスケ部へ入部すること！！

もちろん体を動かすためでもあったが、お目当ては...隣のコートにいる先輩！
近くで先輩を見ることができると、下心全開で入部！

巨大化した体での練習はキツかったが、隣にあこがれの先輩がいると思うと頑張れた！
食事制限も行い、野菜や豆腐などを中心とした白い食卓へ。
全ては先輩に恋のアタックを決めるため！

すると！125kgあった体重が1年半で！！70キロに！
55キロの減量に成功した！

ダイエットから12年。
6年前に出産し、ややリバウンドしたがもうマックスの面影はどこにもない。
その後、ダイエットのきっかけになった先輩は彼女がいる事がわかり
思いを告げる事はなかった。

しかし、痩せたことでその先輩に可愛くなったと言われたことは嬉しかったという。
大好きな先輩に告白するため、55キロのダイエット！これが亜弓さんの仰天チェンジ！