仰天警察 アメリカ・テキサス州国境警察
今年1月、アメリカの大統領に就任したドナルド・トランプ。
「メキシコとの国境に大きな壁を作る」...選挙中からそう宣言していた。
というのも、長年メキシコからの不法入国者に頭を悩ませて来たアメリカ。
一部で巨大な柵を設置し、取り締まりを強化してきた。
それでも不法に入国してくる強者たちが後を絶たない。
そうまでして不法入国をする多くの理由は生活のため。
しかし、それだけではない。
アメリカで問題となっている、麻薬の密売にやってくる者たちも沢山いるという。
そんな状況の中でのトランプ大統領の壁建設発言。
とはいえ、国境は3000キロ以上もある。
そこで仰天探検隊はその壁の状況を見に行った!!
"すぐに見つかる不法入国者たち"
アメリカ・テキサス州。
国境警備隊の協力のもと、メキシコとの国境に向かった。
実際に見に行ってみると、そこには意外な光景が。
川を挟んだ国境には壁どころか、フェンスすらもなかった。
向こう岸にいる人達...つまり、メキシコの人は川で遊んだり優雅に泳いでいる。
いくらでも入って来られそうなほど流れの緩やかなリオ・デグランデ川が
テキサス州では国境となっている。
こんな感じで果たして不法入国を防ぐことなどできるのか?
女性警官によると、なんと1日で100人から150人くらい入って来るのだという。
信じられないほどの不法入国者の数!!
アメリカ、テキサス州国境警備隊のパトカーで見回りに同行させてもらうと、
不法入国者をすぐに発見。それは子ども連れの女性だった。
小さな娘を連れたその母親に話を聞くと、2人はなんとメキシコより南の
グアテマラからの不法入国者だった。
2人はボートに乗ってここまで来たのだという。
よく見ると、川のいたるところに乗り捨てられたボートがあった。
このように、ボートに乗っての不法入国は後を絶たない。
まさか、これほどメキシコがすぐ近くに見える川があるとは...
この後、仰天スタッフは3日間で27人もの不法入国者を目撃した。
問題解決は遠そうだ。