放送内容

2017年10月17日 ON AIR

味噌汁にしたら激痛!超危険な食材

ある食材を食べたことで激しい痛みに襲われた!
少し触れるだけで激痛が走り...その痛みから手足を動かす事すら出来ない。


しかもこの状態が1か月も続く!
この恐ろしい症状を引き起こす食べ物とは?


"触れるだけで激痛が走る謎の症状"


2013年10月。
新潟県に住む70代の男性。
前日から手足にしびれを感じ、徐々に強くなっていた。


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次の日には、起き上がる事も出来なくなり、近所の病院へ。
X線検査で頸椎、腰椎を調べたが特に異常は見つからない。


しかし手足に力が入らず、強く握れない。
そこで、大きな病院の神経内科で再検査することに。
治療のため体に触れると、わずかに触れるだけで激痛が。


まるで全身の神経がむき出しにされ、燃えるような熱さを感じたという。
この様な症状から医師はある毒キノコによるものだと考えた。


実は、1週間ほど前。
70代の男性は自宅近くの杉林で、ナラタケというキノコがたくさん生えているのを発見。


ナラタケとは、10月から11月にかけて広葉樹の枯木などから発生するキノコ。
味噌汁などに入れるとダシが出ておいしい。
そして、そのナラタケを味噌汁やごはんに入れて食べた。


だが、このキノコ...実はナラタケではなく、
そっくりな、「ドクササコ」という毒キノコだったのだ!


"専門家も恐れる「最恐のキノコ」"


ナラタケと似ていて間違えて食べてしまう人が多いため、
毎年のように食中毒患者が出ている。


このドクササコ、専門家の間でも「最恐のキノコ」と恐れられている。
その理由の1つは、症状が出るのが遅いこと。


大抵の食中毒は、すぐに嘔吐や下痢の症状が出るが、
ドクササコはそれらの症状は出ない。


初期症状は「手足の痛み」や「痺れ、腫れ」などが挙げられるが、
本格的な痛みの症状が出始めるのは、食べてから2~7日後とずいぶん時間が経ってから。


だから知らず知らずのうちにたくさん食べてしまう。
その結果、大量の毒素を体に入れてしまうケースが多いと言う。


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そしてなんといっても恐ろしいのは想像を絶する痛み。
痺れは、やがて激痛へ変わる。
その痛みは布団が触れるほどの僅かな刺激でも悶絶するほど。


更にやっかいなのは、治療法がないということ。
毒のメカニズムがよく分かっていないため、明確な治療法は未だ確立されていない。
近年、少しだけ痛みに効く薬が開発されたが、確実に効果が出るわけではないという。


一方で、ドクササコの毒成分が原因で死に至ることはない。
ただひたすら激しい痛みにおよそ1か月間、耐え抜くしかない。


これがドクササコが「最恐のキノコ」と言われる所以なのだ。
結局、あの男性も1か月間痛みに耐えようやく治まった頃に無事退院できた。


これから、本格的にキノコ狩りのシーズンを迎える
最恐のキノコ「ドクササコ」には十分注意が必要だ!

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