放送内容

2017年10月17日 ON AIR

人間には消化できない、ある魚の恐怖

中国のテレビ局に「ある魚」を食べ体調を崩した人たちから電話が殺到。


その魚とは「タラ」だという。高級魚のイメージもある魚だが、
なぜおなかを下す人が続出したのか。


実はその魚、タラではなかった。
その正体はなんと、工業用油の原料にもなる食べたら危険な魚。
そんな魚が一体なぜ??


ちなみにタラは中国の一般的なスーパーでは
切り身で冷凍された状態で売られているものが多い。


種類も豊富で金額もバラバラ。
1キロおよそ5000円のものから、1キロおよそ500円のものまである。


スーパーで売られていた数種類のタラを、研究機関に持ち込み調べている番組があった。
すると、驚きの事実が判明する!
なんと今回のサンプルに関して、1つも本当のタラは無かったのだ。


実は、中国では「本物のタラ」だけではなく広い意味で「タラ」の仲間も、
「タラ」と表記され売ることができる。


つまり、チェック機関が日本に比べて甘い!
こんな状況から、超危険な魚がタラとしてスーパーに並んでしまった。
果してその魚とは?


実は彼らが「タラ」だと思って食べたのは、バラムツという魚。
実はこのバラムツが「タラ」や「サケ」に偽装され売られていることが、
近年、中国では問題になっている。


高価なタラに比べて安く切り身にすれば、一見タラと区別がつかないことから、
悪質業者による偽装が後を絶たないのだ。


実は、その危険な魚は、この時期、駿河湾で獲れると言うので...
仰天スタッフは海に出た!


釣れたバラムツをさばいてもらうと身は白く、タラにかなり似ている。
しかし、身に触ると非常にあぶらっぽい。


工業用の油の原料にもなるバラムツは油の含有量が高く、
さらにその油は、人の体内で消化できないため酷い下痢を引き起こすことがある。


日本では販売が禁止されている魚!
釣り人の中では少しだけ食べる人もいるようだが
有害な成分を含むため注意が必要だ。

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