死んだ母に会えた息子
仰天ニュースは、驚愕の女性を見つけた。
それはなんと...1回死んだ女性。
首都ニューデリーから南東へ520キロの村、イナヤットプール。
この村に住んでいるのが1回死んだという女性、ヴィラサ・デーヴィさん。今年84歳。
とても元気そうだが、一体彼女に何があったのか!?
コブラに噛まれて死んだはずの女性
今から40年前。
ヴィラサさんは家畜のエサにする草を取っていた。
すると突然、コブラが彼女を襲った!
インドのコブラは猛毒を持ち、噛まれると致死率はマムシの30倍以上と言われている。
噛まれたのは、左手の甲。
コブラに噛まれた彼女は気を失った。
そして治療が間に合わず、病院で亡くなった。
まだ幼かった2人の息子にとって突然の母の死はあまりにもショックだったという。
悲しみの中、葬儀が行われた。
ヴィラサさんの体は白い布で覆われ、紐でしっかりと縛りつけて川へ流した。
ヒンドゥー教の考えでは、寿命を全うしたと判断された場合は火葬され灰を川に流すが
不慮の事故で亡くなった場合は遺体をそのまま川に流す。
縛られて川に流された遺体はインドでは珍しくない。
川沿いで暮らす人々にとっては、よく見る光景だったが、なんとその遺体が動いた!
一体どういう事なのか?
意識は戻ったが記憶を失ってしまう
実は流されてしばらくすると...彼女は意識を取り戻していた。
死んでいなかったのだが、紐で縛られ身動きがとれないまさに絶体絶命状態。
そんな時、ある夫婦に発見され...無事救出された。
病院に運ばれた彼女だったが、なんと住んでいた村の名前、そして自分の名前さえも
思い出せなかった。
ヴィラサさんは記憶を失ってしまっていた。
その後彼女は、助けられた村の寺で引き取られた。
記憶が戻らないまま、寺での生活がなんと40年。
そんな時、またも信じられない事が!
ふと眠くなり...しばらくして突然目が覚め、ウソのように記憶がよみがえったというのだ!
村の名前を思い出した!すぐにその事を村の人に伝えると
彼女の葬儀に参加していたという人を探し出し、彼女に間違いない証拠も見つかった。
こうして、2016年12月。
家族は40年ぶりに奇跡の再会を果たした。
生まれ育った村に帰って来たヴィラサさん。
実は、40年過ごした村はここから20キロしか離れていなかった。
20年前に夫は亡くなったが、彼女がいない間に孫も増え
今では家族13人で幸せに暮らしている。