放送内容

2018年5月15日 ON AIR

なぜか子どもが生まれる食べ物

アメリカ、ノースカロライナ州シャーロット。


この街で、日本人にも大人気のある食べ物を妊婦が食べると、
陣痛が起きると話題になっている。


その食べ物は実際に64人の妊婦の陣痛を引き起こし、ニュースにもなった。


その妊婦の1人、シドニー・ヨルトンさん(25歳)は、
去年4月にその食べ物を食べて男の子を出産した。


彼女は、出産予定日をすぎてもなかなか生まれなかったため、噂を聞いていた妹に
この食べ物を薦められたという。いったい妊婦たちは何を食べたのか!?


その食べ物は意外なモノだった


2017年4月23日。臨月のシドニーさんは焦っていた。
すでに妊娠40週。この時、予定日を3日も過ぎていたのだ。


万が一このまま生まれず妊娠42週をすぎると胎盤機能は徐々に低下、
胎児に酸素や栄養が届きにくくなり、出産リスクも高くなると言われている。


日本では、41週をすぎると、陣痛促進剤や帝王切開などで出産する事がある。
陣痛促進剤を使いたくなかったシドニーさんは、陣痛が来そうだと評判になっている
エクササイズはなんでも挑戦した。


それでも生まれず、予定日から1週間。
妹が心配して、ある差し入れを持ってきた。


これを食べたらすぐに陣痛が来るのだという。
シドニーさんはそんなはずはないだろうと思ったが、美味しそうなのでとりあえず試した。


するとまさかの事が!
ある物を食べた11時間後に、なんと破水!!


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そのまま病院へ直行し、無事3968gのちょっと大きめな赤ちゃんが生まれた。
シドニーさんが食べたもの、それはなんとピザだった!!


食べると分娩を誘発するというピザ。
その名もザ・レイバー・インデューシング・ピザ。


日本語で「分娩誘発ピザ」と言う。
スパイシーなピザソースをふんだんに塗った生地に、チキンと数種類のチーズを乗せ
焼き上げるピザ。


ピザ屋の店主によると元々は「バッファローウィングピザ」という名前だったが、
食べたら陣痛が起きるという報告がたくさんあったため、
名前を変えたのだという。


このピザを食べると、72時間以内に陣痛が起き、出産すると言われ、
現在127件の出産報告がある。


巷では陣痛を引き起こす何かが入っているのでは?と噂になったが、
もちろん陣痛を誘発する薬などは、一切入っていないという。


ちなみに、ここのピザを食べて出産した人には、オリジナルベビー服と、
100ドルが贈呈される。


本当に生まれるのか?検証してみた!


それにしてもピザを食べただけで本当に陣痛が起きるのか!?仰天ニュースは検証した!
まずは、出産予定日をすぎてもまだ生まれていない妊婦さんで、
実際にピザを食べてくれる人を捜索!


すると...ぜひ、ピザに「頼りたい!」という女性が。
現在、2児のママであるリンジーさん。3人目の子どもを授かったが、
出産予定日をすぎても一向に陣痛の来る気配がないという。


では早速、分娩誘発ピザを食べて頂く。
おなかが空いていたのかしっかりピザを1個丸ごと完食。果たして、効果は?


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食後すぐには変化なし。
とりあえず、一旦離れて報告を待つことにした。


すると深夜...リンジーさんから電話が!
陣痛があり病院に向かっているという報告だった!


仰天スタッフも、あわてて病院へ急行!
そこにはかなり辛そうなリンジーさんの姿が。


そして3時間後、リンジーさんは無事3288gの赤ちゃんを出産!
名前はベンジャミン、男の子だった。


陣痛を引き起こす、なんとも不思議なピザ。
もっと驚く事にその信頼性の高さから、産婦人科の医師から、
処方箋にかかれた事もあるという。

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