なぜか子どもが生まれる食べ物
アメリカ、ノースカロライナ州シャーロット。
この街で、日本人にも大人気のある食べ物を妊婦が食べると、
陣痛が起きると話題になっている。
その食べ物は実際に64人の妊婦の陣痛を引き起こし、ニュースにもなった。
その妊婦の1人、シドニー・ヨルトンさん(25歳)は、
去年4月にその食べ物を食べて男の子を出産した。
彼女は、出産予定日をすぎてもなかなか生まれなかったため、噂を聞いていた妹に
この食べ物を薦められたという。いったい妊婦たちは何を食べたのか!?
その食べ物は意外なモノだった
2017年4月23日。臨月のシドニーさんは焦っていた。
すでに妊娠40週。この時、予定日を3日も過ぎていたのだ。
万が一このまま生まれず妊娠42週をすぎると胎盤機能は徐々に低下、
胎児に酸素や栄養が届きにくくなり、出産リスクも高くなると言われている。
日本では、41週をすぎると、陣痛促進剤や帝王切開などで出産する事がある。
陣痛促進剤を使いたくなかったシドニーさんは、陣痛が来そうだと評判になっている
エクササイズはなんでも挑戦した。
それでも生まれず、予定日から1週間。
妹が心配して、ある差し入れを持ってきた。
これを食べたらすぐに陣痛が来るのだという。
シドニーさんはそんなはずはないだろうと思ったが、美味しそうなのでとりあえず試した。
するとまさかの事が!
ある物を食べた11時間後に、なんと破水!!
そのまま病院へ直行し、無事3968gのちょっと大きめな赤ちゃんが生まれた。
シドニーさんが食べたもの、それはなんとピザだった!!
食べると分娩を誘発するというピザ。
その名もザ・レイバー・インデューシング・ピザ。
日本語で「分娩誘発ピザ」と言う。
スパイシーなピザソースをふんだんに塗った生地に、チキンと数種類のチーズを乗せ
焼き上げるピザ。
ピザ屋の店主によると元々は「バッファローウィングピザ」という名前だったが、
食べたら陣痛が起きるという報告がたくさんあったため、
名前を変えたのだという。
このピザを食べると、72時間以内に陣痛が起き、出産すると言われ、
現在127件の出産報告がある。
巷では陣痛を引き起こす何かが入っているのでは?と噂になったが、
もちろん陣痛を誘発する薬などは、一切入っていないという。
ちなみに、ここのピザを食べて出産した人には、オリジナルベビー服と、
100ドルが贈呈される。
本当に生まれるのか?検証してみた!
それにしてもピザを食べただけで本当に陣痛が起きるのか!?仰天ニュースは検証した!
まずは、出産予定日をすぎてもまだ生まれていない妊婦さんで、
実際にピザを食べてくれる人を捜索!
すると...ぜひ、ピザに「頼りたい!」という女性が。
現在、2児のママであるリンジーさん。3人目の子どもを授かったが、
出産予定日をすぎても一向に陣痛の来る気配がないという。
では早速、分娩誘発ピザを食べて頂く。
おなかが空いていたのかしっかりピザを1個丸ごと完食。果たして、効果は?
食後すぐには変化なし。
とりあえず、一旦離れて報告を待つことにした。
すると深夜...リンジーさんから電話が!
陣痛があり病院に向かっているという報告だった!
仰天スタッフも、あわてて病院へ急行!
そこにはかなり辛そうなリンジーさんの姿が。
そして3時間後、リンジーさんは無事3288gの赤ちゃんを出産!
名前はベンジャミン、男の子だった。
陣痛を引き起こす、なんとも不思議なピザ。
もっと驚く事にその信頼性の高さから、産婦人科の医師から、
処方箋にかかれた事もあるという。