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危険な魚の食べ方
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都内で暮らす3人家族。
夫である男性はちょっと魚の食べ方が変わっていた。
それは『魚を骨ごと食べる』こと!
なので、喉に刺さることもしばしば。
だが、それでもこの食べ方をやめる事はなかった。
ある日、夕食のサバをいつも通り骨ごと食べていると、また骨が刺さった!
こんな時はいつも指を突っ込んだり、ご飯を飲み込む。
しかし、この日はなかなか取れなかった。
ちょっと違和感はあったものの、こんな事は今までもあった。
あまり気にせず、そのまま風呂へ。
その時、口の中でなんだか鉄っぽい味が...唾を出してみるとなんと血がまじっていた。
一瞬、焦ったが...骨が抜けて血が出ているんだろうと思い、
ちょっと痛みはあったが、深刻には考えなかった。
翌日...突然の倦怠感、そして関節の痛みが夫を襲った。
休日だったこともあり、大事をとって早めに寝る事にした。
すると、深夜になると症状は悪化。異様な寒気。そして、関節にも激痛が。
熱は39度を超え、体にうまく力が入らず這って歩くのがやっとの状態に。
そして喉の痛みもさらに酷くなっていった。
もしかして、あの骨がまだ残っているかもしれない。
翌朝、熱は下がっていたが、妻には内緒で病院へ。
骨が原因だとは恥ずかしくて言えなかったのだ。
喉の奥をみると骨は既に取れていたが、のどが炎症を起こして腫れていた。
これが高熱の原因だった。
実は、のどに刺さった骨を放置すると、傷口が化膿し、気道が腫れ、
呼吸困難におちいる事があり、入院や手術が必要になる場合もある。
幸い男性は、処方された抗生物質で数日後には回復。
まさか魚の骨でこんな目に...と反省したという。
喉を通過しても危険なケースが!
一方で魚の骨が無事喉を通過しても、とんでもない危険なケースがあった。
2016年、都内で暮らす高齢の母とその息子夫婦。
この日の昼食は『ブリ』だった。
そしてこのブリが女性の命を脅かした!
昼食から数時間後、母のみぞおち付近に強烈な痛みが!
起き上がることすらできなくなった。
実は、原因はブリの骨!しかし、母は骨を食べた自覚がない。
翌朝になっても一向に痛みはおさまらなかったので急いで病院へ。
この時、彼女のお腹の中はとんでもないことになっていた。
なんと、1日放置した骨が、胃を貫通していたのだ!
すぐに内視鏡で骨を摘出。
その大きさは、なんとおよそ4センチもあった!
しかし、一体なぜ女性は骨を飲み込んでしまったのか?
実はこの女性、総入れ歯だった!
総入れ歯の場合、上あごにつけると口の中をほぼ覆ってしまうため感覚が鈍くなってしまう。
それにより、口の中で骨に気付く事ができなかったと考えられた。
たかが魚の骨。しかし甘く見ると命の危険も...
魚を食べる時にはくれぐれも注意し、異変を感じたら決して放置しないように。