放送内容

2018年7月31日 ON AIR

未来のワキガ治療

夏本番。
どんどん暑くなると深刻な問題が...それはワキガ。
今、ワキガに悩む人にとっては夢のような未来の治療法が開発されようとしている。


研究しているのはカリフォルニア大学のクリス研究員。
それはバクテリアを使った超画期的な方法だった。


バクテリアは地球上のあらゆる場所に生息している細菌。
実はこれがワキガの原因になっている。


脇に住み着いているバクテリアが汗や老廃物を分解することでニオイが発生してしまう。
一般的な対策は、バクテリアが発生させるニオイの上に別のニオイをかぶせるか、
清潔にする事でバクテリアが繁殖しづらい環境を整えるのだが、
どちらもその状態を維持しておくのは難しい。


そこでクリスさんはある方法を考えた!
それは、ワキガではない人の脇の下にいるバクテリアを採取し、培養。
それをワキガで悩んでいる人の脇の下に移植するというもの。


実は、細菌移植は偽膜性腸炎という腸の病気など、他の病気でも効果を発揮している。
腸内環境を改善するために健康な人の細菌を移植するという治療で、
健康な人の便を、腸の病気で悩む人の腸に入れるというもの。


すると、移植されたバクテリアの働きで腸内環境が改善されるという。
これをワキガにも応用したのだ。


その結果...なんとほとんどの人に効果があった。
この画期的な治療法は今実用化に向けて研究が続けられている。

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