今年2月、アメリカ・コネチカット州。
ある写真が話題となった...それは、パンパンに膨れ上がった女性のお腹!!

その中身は、なんと巨大な卵巣腫瘍。重量はなんと60kg!
だが...なぜこんなになるまで放っておいたのか？
それにはこの病の秘密があった。

女性の病名は粘液性腺腫という卵巣腫瘍の一つ。
ダンベリー病院のアンディキャン医師によると、何らかの原因で卵巣内に粘液性の分泌物が
溜まっていく病気で放っておくと大きくなることもあるという。

幸い治療は成功し、60kgもの腫瘍は無事取り除かれた。
実は日本の芸能人でも卵巣腫瘍で壮絶な経験をした女性がいた!

あのタレントも苦しめた卵巣腫瘍

2015年2月、この日、ロケで沖縄に来ていた女性。
以前から楽しみにしていた沖縄ロケ...だが、これが地獄のロケと化す。

ロケ開始45分前。突然激しい腹痛が襲った。
まるで腸がちぎれるような鋭い痛み...自分の体に何が起きているのか?

まもなくロケが始まるためドタキャンはできない。
真っ青な顔をメイクでごまかし...痛みをこらえてロケに参加した。

そんな卵巣腫瘍で苦しんだタレントとは...本日のゲスト、藤崎奈々子だった！

グルメリポートでは、痛さで味も感じない状態に。
だが、カメラの前では常に笑顔をキープし、なんとか気合いで2日間のロケを終えた。

その日の内に東京に戻り、救急病院へ。
すぐに様々な検査が行われ、彼女を苦しめていた原因が分かった。
藤崎奈々子はチョコレート嚢胞という病気だった。

チョコレート嚢胞とは、卵巣にできる腫瘍の一つ。
月経時、体外に出るはずのものが逆流し卵巣に付着すると
それにより卵巣内に血液が溜まり続け肥大する病気。

そして、チョコレート嚢胞が何かのきっかけで破れた場合、
卵巣内にある血液が体内に漏れ腹部に激痛を起こすことがある。

実は藤崎は、3年前に婦人科検診でチョコレート嚢胞と診断されていた。
医師から、年に1度は検診を受けるよう言われていたが、
だが特に痛みもなかったためそれ以降、定期検診を行わなかったという。
しかし、藤崎のチョコレート嚢胞は6cmにまで大きくなっていた。

このように、卵巣腫瘍は自覚症状を感じにくく発見が遅れることがある。
実際に日本でも、巨大な卵巣腫瘍を肥満だと思いこみ発見が遅れたという事例がある。

こうして2015年5月藤崎はチョコレート嚢胞を摘出。
実は藤崎が苦しんだチョコレート嚢胞には生理痛がひどくなるという特徴もある。

心当たりのある人は激痛が走る前に検診を!