絶体絶命のバスルーム
去年12月。
年末の休暇を利用して、韓国へ1人旅行に来ていた女性がいた。
1年間頑張った自分へのご褒美旅行だったが...とんでもない目にあった!
彼女は夕食をすませると、超楽しみにしていた三つ星ホテルへチェックイン。
部屋でのんびり過ごし、帰国は明日。
ひとまずシャワーを...と思った時、ひとりきりとはいえ、
バスルームのドアを開けっ放しは良くないと思い、閉めようとした。
だが、なかなか閉まらない。
力を入れると...勢いよく閉まった!
だが、イヤな予感がする...なんとそのドアが全然開かなくなったのだ!
どんなに力を入れてもビクともしない。
とりあえず何か使えそうな物はないか、と探しているとまず見つけたのは『歯ブラシ』。
これを隙間にねじ込み、テコの原理でこじ開ける作戦!!
しかし、折れてしまった。
もうシャワーどころではない、とにかく、このドアを開けなければと周囲を見渡すと、
あるものを発見!それは天井の点検口!!
「点検口から天井に上って、他の部屋に行ければ脱出できるかも...」
期待を込めてのぞいたが、進めそうなスペースは見当たらなかった。
もはや、万策尽きた...実は飛行機の出発は翌朝10時。
遅くても7時にはチェックアウトしなくてはならない。
バスルームの中で助けを求めて叫ぶ!!
水があるから死ぬことはないと思うが、
せっかく1年間頑張って来たご褒美旅行なのに、このままここにいたら
楽しいはずの時間も全部台無し!
だから!!意を決して大声で叫ぶことにした。
恥ずかしいとかどうでもよかった。必死に叫ぶ!
しかし、その叫びも虚しく助けは来なかった。
心も体も限界に。
不安で手も震え、極限状態...絶望しかけた、その時!
誰かがノックする音が!!
ついにホテルの従業員がやってきた。
ようやく出られる!と安心したのもつかの間...マズイ、全裸だ!
ドアが開くまでの瞬間、急いでタオルを体に巻く!!ギリ、裸を見られずに済んだ!
このときの経験、女性にとってはちょっとしたトラウマになってしまったと言い、
あの事件以降はバスルームのドアは開け、
さらにスマホを持っていくようにしているという。
一人で海外へ行く時は、スマホを肌身離さず持っておくと安心かも!