とんでもなく不快な病と闘う芸人
謎の病に苦しむ芸人がいる。
彼の名は大赤見展彦。芸歴18年の中堅芸人。
彼が語る誰にも理解されない、謎の病とは!?
謎のムズムズに悩まされる日々
今から20年以上前...大赤見が高校生の頃。
それは、突然起こった。
足になんとも言えない不快感が...ムズムズして気持ち悪い。
それはじっと座っていられないほどだった。
それからというもの、この原因不明のムズムズにほぼ毎日苦しむようになった。
症状はどんどん激しくなり...電車を飛び出すこともしばしば。
たまらず周りに相談をするが、その苦しみをわかってくれる人はいなかった。
実は彼を苦しめていた病気の正体は...むずむず脚症候群というものだった!
日本国内の患者数は、軽度の人も入れると、なんと200万人~400万人もいるとされ
その内、治療が必要なのは70万人程度と推定されている。
神経伝達物質であるドーパミンの異常によってなぜか足のムズムズが
引き起こされると言われているが正確な原因は未だ解明されていない。
一般的には足を動かしているときは大丈夫で、座ってじっとしているとムズムズを感じるのだという。
そして最も症状が重くなる瞬間が...夜中。
まるで足の中を虫が這いずり回っているような感覚になるという。
眠りにつけるのは明け方になることも。
毎日寝不足になり、遅刻を繰り返してしまう。理由を言っても信じてもらえない。
病院で検査したこともあったが...結果は異常なし。
そう、このむずむず脚症候群を理解している医師は多くないのだ。
芸人になっても苦難の連続
その後、大赤見は夢だった芸人の道へ。
しかし、待ち受けていたのは苦難の連続だった。
仕事中も病の苦しみが彼を襲った。
長時間座ったままのトーク番組はかなりきつい。ロケバスでの移動も地獄だった。
更に仕事が終わっても...先輩からの飲みの誘い。
これがとにかく一番きつい。
長時間座るのもさることながら、酒を飲んでしまうと...ムズムズはマックスになる!!
そして全然眠れなくなり、仕事でミスを連発する。これの繰り返しだった。
なんとか治さないと...そう危機感を覚え始めた時のこと。
ふとインターネットで自分の病名を知ることになる。
そこには...むずむず脚症候群とあった!
その症状は自分にぴったりだった。
そんな彼は今もこの病と闘っている。
今の時点で完治する薬はないのだという。
この病気、実は適切な治療を受ければ治ることもあるという。
お悩みの方はすぐに専門の病院へ行くことをオススメします。