2019年1月 8日 ON AIR
南極基地 ナゾの殺人未遂事件
2018年10月、衝撃的なニュースが世界中を駆け巡った!
事件が起こったのは...キングジョージ島にある『ベリングスハウゼン基地』
1968年に開設されたロシアの南極観測基地で、
寝泊まりする場所のほかに、図書館やジムといった施設もある。
隊員は常時、10人前後。
その中に今回の事件の犯人と被害者がいた!!
被害者はオレグ・ベログゾフ。そして犯人はセルゲイ・サヴィッキー。
どちらもこの基地にきて4年になる技術者だった。
セルゲイの基地での趣味は読書。
南極という閉ざされた場所で、彼にとって読書は唯一の楽しみ。
セルゲイの本好きは、オレグも知っていた。
そして『オレグの本にまつわる行動』がセルゲイをキレさせた!
なんとオレグは、セルゲイが楽しみにしていた本の結末を教えてしまったのだ。
しかもそれは1冊ではなく、これから読もうと思っていた数冊の本も含めて...
大好きな本の結末を、オレグに何度もネタバラシされ続けたことで、
セルゲイはブチ切れ、刺してしまったという。
食堂で刺したため、すぐに他の研究員が発見。
胸を刺され、意識を失いかけていたオレグは1番近いチリの病院へ搬送され、
刺したセルゲイは、南極には警察がいないため、10日間教会に拘留されたのち
ロシアに送還された。
オレグは、心臓に損傷を受けていたため集中治療室に運ばれたが、
1週間ほどで意識を取り戻したという。
セルゲイは殺意は無かったと主張したが、
2018年10月22日、殺人未遂の容疑で書類送検された。