パニック家族 赤ちゃん落下
神奈川県茅ケ崎市。
この町に暮らす藤田阿由さんは、超パニックな出産を体験した。
9年前の2009年10月、阿由さんは初めての赤ちゃんを妊娠。
そこで、彼女の実家に夫婦で帰っていた。
出産予定日まではあと1週間、というある日。早朝にはげしい陣痛が襲った。
阿由さんの母親は「まだ大丈夫」と冷静だった。
病院からは陣痛の間隔が10分を切ったら来るよう言われていたが、
まだ10分以上間隔があいていた。
一旦、2階にあるトイレへ...そして、便座に腰かけたその瞬間!
なんと破水!さらに...耐えられないほどの激痛。
阿由さんの悲鳴のような声は寝室にいた母にも聞こえた。
母が阿由さんの元へ行くと、信じられない光景が!
なんと赤ちゃんの頭がもう出ている!!母も突然大パニック!
一方、1階では、夫と阿由さんの父と妹が朝食をとっていた。
異変に気付き階段に向かうと、そこには階段を降りようとしている
大パニック中の阿由さんが!
いまにも赤ちゃんが産まれそう。
しかしこのまま産まれれば階段に真っ逆さまに落ちてしまう。
なんとか布団までは移動できればと家族も必死!
しかし、次の瞬間...赤ちゃんが産み落とされそのまま落下!
なんと、膝まで降ろしていたレギンスの中に入った!!
そしてすぐに夫がキャ~ッチ!!!
無事、赤ちゃんが泣いたところで救急隊員が到着。
その場でへその緒が切られ、病院へ運ばれることになった。
そして、レギンスの上に産み落とされた赤ちゃんは滉生と名付けられ、
病院で検査を受けたが、母子ともに異常はなかったという。
その後も元気にすくすくと育ち...現在、小学校3年生。
滉生くんは、自分の出産現場が家の階段だと聞いて衝撃を受けたのだという。
まさにミラクルずくめの出産体験だった。