父の名言を守りたくて仰天チェンジ!
1992年、埼玉県坂戸市。
この街で生まれた岩下敦美さんは、小さい頃から食べるのが大好きな女の子だった!
それには父の影響が大きかった。
3人家族の岩下家の食卓は、超大量!
そして父がよく娘に言い聞かせていたのが、
「満腹だと人は争い事をしない」という言葉だった。
空腹は争いごとを生み、空腹は感情を倍増させる!
そんな名言を生む父には、不思議なクセがあった。
それは寝床につく際に、お菓子を口に入れながら寝るというもの。
父によると、これで食べ物の夢が見られるようになるという。
こんな感じの父によるおデブの英才教育で、敦美さんはエリートおデブに!
小学4年生にして体重は65キロ!!
そんな彼女、強烈なものにハマる!
それは肉の脂身!!
やがて食卓の脂は、そのまま敦美さんの脂となり、
中学に入ると体重は70キロオーバー!
すると、その見た目からついたあだ名は...12歳にしてオカン!
そんな頃だった。
突然の海外赴任で、父がタイにいくことに。
でも...食卓はあいも変わらず大賑わい。
こうして敦美さんはいつも満腹。いっつもニッコニコ!
とにかく明るいデブでクラスの人気者だった!
そんなある日、母のもとに一本の電話が。
なぜか元気のない母親に連れられ、突然タイに向かうことになった敦美さん。
そこで待っていたのは...帰らぬ人となった父だった。
突然の心筋梗塞だった。
あまりにショックな出来事。
食べる気などしない...でもそんな時、
"おなかが空いてると悲しみが2倍になっちゃうぞ"
という父の言葉を思い出して、敦美さんは悲しみを乗り越えた!
"笑顔"を絶やさないよう、食べることは怠らず高校に進学する頃には体重は85キロ!
そして二十歳になると身長160センチでマックスの112キロとなった!!
食事もつらくなり...ダイエットを決意!!
母のサイズを余裕で超えた敦美さんだったが、 痩せると言う考えは存在しなかった。
だが、そんな彼女にもついにダイエットの神が!
ある日、お尻から脚にかけて痺れ、痛みを感じた敦美さん。
あまりの痛さに病院へ。
すると...坐骨神経痛と診断された。
体重が重いと椎間板への圧が高くなり、その圧が神経にかかって坐骨神経痛や、
腰痛になる可能性がある。
その痛みは24時間続く。
でも何より辛かったのは...人生で一番楽しいはずの食事の時にも痛みが!
一生この痛みが続いたら食べる喜びすらなくなる。
これでは、お父さんに合わせる顔がない...こうしてようやくダイエットの神が!!
早速、食事制限!
まずはご飯を少なくして豆腐でカサ増しするカロリーカットから始めた!
さらに、痛み止めを飲んで運動も!
でもまずは、なぜかおめかし...なぜなら減量中と思われるのが恥ずかしいから。
予定があるように装って、ひたすら自転車で脂肪燃焼!
こうして、この先もずっと笑顔で食事を楽しみたい、とダイエットを続けた結果
マックス112キロあった体重は7年で59キロに!
なんと53キロのダイエットに成功!
現在の敦美さんは、体重が3桁あったとは思えないキュートな女性になった。
父に顔向けできなくなって53キロのダイエット!
これが岩下敦美さんの仰天チェンジ!