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消えた12歳少年の謎
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オーストラリア・シドニーに暮らす12歳の少年。
キックスクーターを鮮やかに乗りこなし、父が教えたバイクも乗りこなす超ワンパク少年。
そんな少年の両親は前年に別居。
そして2018年3月、その事で少年に大きな問題が勃発する。
毎年、バリ島旅行に行っていた少年と家族。
しかし、この年は別居のため旅行は中止に。
少年は超楽しみにしていたので駄々をこね、母親と大喧嘩をしてしまった。
その親子喧嘩の翌日のこと...少年の通う小学校から連絡があった。
なんと少年が学校へ来なかったのだという。
母親は驚いた。息子はいつも通り学校へ行ったはず...それなのに一体なぜ?
心配になった母親は警察に連絡し、その後も息子の携帯にかけ続けたがつながらない。
別居中の夫も息子の一大事に駆け付けた。
最悪の事態も考え始めたその時...航空会社から思いもよらない連絡が!
なんと少年が1人でバリ行きの飛行機に乗ろうとしていたのだという。
実は、母と喧嘩したあの日。
どうしてもバリ島に行く事をあきらめきれなかった少年は、自分の携帯を使って、
母のカードで勝手にバリ島行きのチケットを購入!
そして、翌日...いつも通り学校へ行くフリをして、
なんと1人で海外旅行をしようとしたのだ!
12歳の少年が1人で海外旅行!!
だが、12歳の子どもの1人旅は簡単な事ではなかった。
チェックインしようとすると受付の女性に止められた。
航空会社によっては子どもだけでの搭乗には制限があり、
12歳以下の子は1人では親の承諾書がないと飛行機に乗れなかったのだ。
でも、こんなことでは諦めない少年は片っ端から航空会社に聞いて回った!
粘りに粘った結果...なんと!対応してくれる航空会社が見つかった!
そして出国審査もパスし、難なくオーストラリアを出国した。
そんな中、搭乗を断った航空会社が心配して家族に連絡してくれたのだ。
しかし、その頃少年はすでに空の上。
シドニーから空港を経由し...ついにバリに到着!!
入国審査で親が一緒にいないことを怪しまれても...
「母はバリに住んでいて外で待っているんです」
などと悪知恵を働かせ、ついにバリに入国。
ホテルも難なくチェックインした。
ついに1人でたどり着いた!!喜ぶ少年は念願のバリで、はしゃぎにはしゃいだ!
こうして、4日間も1人でバリを堪能すると、
ここまでやった自分を誰かに自慢したくなり動画をSNSにアップ!!
すると...この動画を姉が発見!!
母は、この動画から少年が利用していたホテルが家族で毎年行くホテルだと気付いた。
ついに居場所がバレた少年...大ピンチ!!
その後、オーストラリア警察からの要請でバリの警察が動き、
海遊びを満喫し、帰ってきた少年を発見。
こうして、無事警察に保護された。
その翌日...両親が大慌てでバリへ。
母にはこっぴどく叱られたが、その後親子はバリで2日間過ごすことになり、
図らずも、家族水入らずの時間に。
ちなみに、少年がカードで使用した金額は、日本円で約648,000円だったという。