平成初期はこんな時代だった!日本人海外旅行で大ひんしゅく!
少し前、連日のように取り上げられた、
中国人観光客たちによる「爆買い」。
最近では、中国人がブランド店に行列を作り、
限定品や福袋を転売目的で爆買いすることが問題に!!
しかしこの爆買い...実はずいぶん前に日本人が、やっていた!
時はバブル真っ只中!
日本人は、こぞって海外旅行に出かけブランド品を買いあさった。
マナーが分かっていなかった当時の日本人は...
「ニュー・バーバリアン」と呼ばれて世界中で大暴れ!
平成6年(1994年)・フランス。
当時、転売目的で爆買いに訪れたある日本人がいた!
この男性は、当時超有名だった城南電機の社長、宮路年雄。
宮路社長が経営する城南電機は目玉商品が激安で買えるとあって、いつも大繁盛!
平成5年、冷夏によるコメ不足で、日本の食卓から国産米が消えた時は...
すぐさま独自のルートで農家から現金買い付け!
すると日本中から国産米を買うため、城南電機に訪れ、なんと一駅分の行列ができた。
そんな宮路社長。
今回は社員をフランスに連れてきて高級ブランドバッグを爆買いし、
城南電機で転売しようとやってきたのだ!
そしてテレビ取材も入り、派手に現金で買い付け!
しかしこの大騒ぎで、転売目的を禁止しているブランド店に気付かれ、入店禁止に。
しかし宮路社長は...懲りずに再びフランスへ!!
今回はある作戦があった!
業者の気配を消すため、今回は、旅費はすべて城南電機が持つ、
買い付けの時間以外は自由と募集をかけ、一般の主婦たち85人を引き連れてきた。
さらに現金で派手に買うのではなく、会社名義のクレジットカードを渡し
買い付けを行うことに。
女性たちは高級ブランドバッグをカードの上限まで、どんどん買った!
全員分の交通費や宿泊費で、およそ2000万円もかかってしまったが、
じゅ~ぶん、元がとれるという計算だった!
ところが宮路社長は、うっかり!
なんと、自分も店で買いものをしてしまった!
すると、以前接客をした店員にバレた!
これでブランドバッグの爆買いツアーは2度と企画することはなくなったという。
あれから25年、日本人のマナーも随分良くなった。