子どもが大好きなものに超恐怖
本人にしか分からない謎の恐怖症。
お腹がすいたという少女に母親が差し出したのは...バナナ。
少女はそれを見て強い拒否反応を見せた。
まさかバナナ恐怖症!?...と思いきや、少女が嫌がったのは皮に張られていたシールだった!
なんと、彼女はシールの恐怖症だという。
実は、このシール恐怖症、彼女だけではなく番組には同じような投稿が来ている。
シールといえば子どもはみんな大好きなイメージだが、一体どういう事なのか?
きっかけは...ガラスの扉に貼られた古くなったシール。
物心がつく前、自分で貼ったものだったが、なぜか気になり...剥がした。
そのシールの粘着が指についた瞬間、突然シールに対して異常な嫌悪感を覚えた。
それからというもの、シールを見ることすら嫌になった。
本人によると、シールがついているということは、虫嫌いの人にとって、そこに大嫌いな虫がいるのと同じことだと言う。
大人になってもシールからは逃れられず、生活の至る所で常に恐怖を感じていた。
スーパーで手に取った商品に、半額シールが貼られることも彼女にとっては地獄。
さらに、シールを触らなければ食べられない、コンビニのデザート。
どうしても食べたい時は...直接触れないようにティッシュを使って剥がした。
そんな生活が続いていたある日、たまたまテレビで他の恐怖症の特集を見た時のこと。
恐怖症にもいろいろ種類がある...まさか!と思って、調べてみた。
すると、「シール恐怖症」もあった!
そこには同じような体験をした人たちの書き込みが。
この苦しみは自分だけではないと思うと、少し楽になったという。
実は彼女には、いわゆる潔癖症の傾向もあったのだが、
それもこの恐怖症のきっかけになっていると考えられるという。
つまりきっかけとなったあの時...
昔貼ったシールをたまたま見て、汚さを感じた。
するとシールは、「自分に害を及ぼす汚いもの」として脳が誤って認識し、記憶。
その結果、シールに対し、ほとんど本能的に、防衛反応が働いてしまっていたのだ。
そうなると、自分でもバカバカしいと分かっていても簡単には克服できない。
そんな本人は、苦しいのは自分だけではないと分かった時、その苦しみがやわらいだという。
ただ、どうしても生活に支障が出る場合は、
精神科医や臨床心理士に相談した方が良いそうです。