放送内容

2019年8月27日 ON AIR

爪のおしゃれの意外な危険

栃木県に住むまなみさん。
ネイルサロンでお願いしたのはジェルネイル。


ジェルネイルとは爪につけた樹脂を紫外線で固める、女性に人気のネイル。
しかし、これが悲劇をもたらすことに。


それから2週間後、友人が異変に気づいた。
まなみさんの左手中指の爪の色が変わっていたのだ。


すぐにネイルサロンに行って外してもらうと...爪が緑色になっていた!!
この症状を「グリーンネイル」という。


手などに存在する緑膿菌などの菌は、湿度が高いと増殖する。
湿気の少ない皮膚の表面では増殖しないが、
爪とジェルネイルの間に隙間ができると、体温と適度な湿気によって増殖してしまう。
それにより爪が緑色になることがあるのだ。


緑膿菌は健康体の人には無害ではあるが、稀に免疫力が弱っていると菌が体内に入り込み、最悪の場合、敗血症などにより命の危険もあるという。


ここで、東邦大学小林教授の協力のもと、緑膿菌がどれくらい繁殖するのか実験してみた。


普段の生活で存在する緑膿菌の数は約500個。
それをマネキンの左右の手の爪につけ、右手は通常の湿度41%、左手は高めの湿度99%に設定。
果して、どう変化するのか?


実験開始から20時間後、湿度の高い方の爪が緑色になっていた。
菌の数も1億以上に増加!


普段の生活と変わらない湿度だと菌の数は500以下に。検出できないほど減っていた。


ジェルネイルが浮いていると菌が増殖している可能性があるので気をつけてください!

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