2016年。
千葉県のとあるオフィスで資料整理に追われる、OLのマキさん。

いらなくなった書類をシュレッダーにかけていた。
しかし...何度も紙詰まりを起こし、ちっとも進まない。

そしてこの後、このシュレッダーでとんでもない事件が起きる。
実はこのシュレッダー、社員の1人が持っていた家庭用。
かなり使い込んでいて、よく詰まる。

ハサミで詰まった紙を取り除くが、結構面倒!
そんな時、周りを見渡すと...マキさんが見つけたのはエアダスター。

エアダスターは、小さなゴミや埃などを吹き飛ばす道具で、
パソコンのキーボードなどによく使われる。

これなら詰まった紙も一気に吹き飛ばせるはず、と思いっきり吹きかけた!
すると...面白いように紙が取れる!!

やればやるほどきれいになることに快感を得たマキさん。
そして...電源を再びONにした、次の瞬間...突然、シュレッダーから激しい炎が!!

一体なぜ?
実はこのエアダスターは、ガスで噴射するタイプだった。
このガスは空気よりも重く気密性の高いシュレッダーの中に溜まってしまう。

しかもこのガスは可燃性!
そして、電源をONにする際、スイッチの部分でわずかだがスパークする事があり、
おそらくそのスパークにガスが引火し、一気に爆発したと思われる。

テレビやパソコンなども起動時にわずかな放電することがあるが、シュレッダーは気密性が高いためガスが溜まりやすくこのような事態を引き起こす事がある。

当時を振り返り本人は...産毛が燃えたのかすごくヒリヒリしたという。

シュレッダーなどのガスが溜まりやすい電化製品にエアダスターは使わないように。